【 春が来たら...十三参り 】
2016/09/20
間もなく1月も終わりを迎えて…
2月の節分を過ぎたら...
いよいよ…春ですね!
今年は雪もよく降ったので、特に待ち遠しい感じがしませんか?
春といえば…「旅立ち」「卒業」「結婚」…
そして「十三詣り」も京都では、大切な伝統行事の一つです。
中学に上がる春休みには...
十三詣り(じゅうさん まいり)は、旧暦の3月13日(現在では月遅れで新暦の4月13日)の間、数え年13歳に成った少年少女が元服を迎え大人と成った事に感謝して、これから先の万物の福徳と英知を授かるために、虚空蔵菩薩に参詣する行事です。
誰もが中学生に上がる春休みの時になりますネ。
「智恵詣り」または「智恵もらい」ともいいます。
京都・嵐山の法輪寺様へのお詣りが一般的です
参拝の最初に半紙に自分が大切にしている漢字一文字を毛筆でしたため(例えば命・心、女子では美・雅といった文字)それを虚空蔵菩薩に供えご祈祷を受けて、帰りにはお守り・お供物を頂き、親に感謝を述べ、箸はこの日最初に頂く食事の時から使いはじめます。
お守りは、勉強机に一つと毎日の通学用の鞄に一つを使用し、家族でお供物を頂き子の成長をお祝いします。
「振り返っちゃダメ」は、あまりにも有名なお話
参詣の帰路、本殿を出たあと、後を振り返ると、せっかく授かった智恵を返さなければならないという伝承があって、狭い長い石段を降リ切った鳥居をくぐるまで、又は渡月橋を渡り終るまでは周囲の誘いにも動じず後ろを振り向かないで貫き通さなければなりません。
空海がそれによって飛躍的に記憶力を増大させたと言われる虚空蔵求聞持法に由来します。
また、13歳という年齢が元服の時期と合致するため、一種の通過儀礼として伝承されてきました。
この春は、ご家族お揃いで出かけましょう!
服装は、男の子は羽織袴と言われていますが、制服姿が多いですね。
また、女の子は成人式と同じ振袖を、肩上げをしてお召しになることが多いです。
結婚しても着られる色留袖、訪問着、小紋、女袴の場合もあります。
そして...女の子はこの時に初めて本格的なお化粧(厚化粧の場合も多い)をして貰う場合が多く、極稀に舞妓変身して参拝する場合もあります。
この春は、ご家族お揃いでの記念撮影と、法輪寺様へのお出かけはいかがでしょうか?
きっと、立派になった我が子の姿に、感動されると思いますよ!
中尾写真場は「ファミリーアルバムプラン」をご提案をしています
一年に一度、お目に掛かるだけの私どもにはわからない、子育てのご苦労やお悩みももちろんお持ちですよね。
そんなことを知る由もなく、お子様がどんどん成長されることは、やっぱり親としては最高の喜び。
でも、いつか...
このアルバムのページをめくりながら、あの時はこうだった、あぁだったと苦笑混じりで振り返える時が来ることでしょう。
中尾写真場では、「ファミリーアルバムプラン」として、毎年、ご家族揃っての記念写真をご提案をさせていただいております。