【 タイムマシンに乗った夏 】
2016/09/17
8月も過ぎ去って、早や秋の気配が漂う昨今ですが…
みなさん、今年の夏は素敵な思い出づくりができましたか?
写真屋はこの夏、
タイムマシンに乗ってきました!
約23年ぶりの「里帰り」
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスから、車で約2時間…
サンタバーバラという町は、私の「写真家」としての故郷。
この地で3年間、みっちりと鍛えられたのが原点です。
1988年に卒業後は、写真業界の研修ツアーの通訳として、2度ばかり訪れましたが…
その後は「また行こ(帰ろ)」と思いながら、ズルズルと時間が経って…やっとの思いで実現した「里帰り」
まるで、タイムマシンに乗って、20数年前に戻ったような気分…
恩師のマイク・ヴァルヴォア夫妻、現役で活躍中!
在学中には直接授業を受けるのは数回程度、むしろ副学長としての活動がメインだったマイク・ヴァルボア氏。
親交が深まったのは、1989年にSEMESTER at SEA のインストラクターとして夫妻で来日された時から。
一泊二日での京都観光をエスコートしたのが交流の始まりです。
以来、20数年… パソコン通信すらなかった在学時代から時は過ぎ、インターネットやEメールなる便利なツールが身近なところに存在するようになって、時々にメールをし合う程度…
でも、いつもあたたかいメッセージで元気づけられてきて、心から感謝しているご夫妻です。
その後独立して、Media 27 というイメージング&パブリッシングの会社を設立。
ちょっと見学させてもらうと…ああ!懐かしいセットアップ! スタジオ設計も写真屋のそれとは大きく違いますが、在学時代はこんな感じのスタジオセットを作って、せっせと商品撮影をこなしましたねぇ...
ヴァルボア氏が現在取り組んでいるプロジェクトの説明を受けたり、製作実績としてのパンレットや写真集を見せていただきながら、抱腹絶倒の製作裏話を聞かせていただきました。相変わらずアメリカ人は話がうまい!
畑違いとはいえ、写真=Photography の成せる世界の奥深いこと!驚きというより、忘れかけていた夢や情熱を思い出させてくれる感覚。
「懐かしんでいる場合じゃないぞ!」と叫ぶ、自分の中の自分。
そう、自分も同じ Photographer、フィールドは違えど、負けてられない!
わが母校 Brooks Institute は、お隣の町ヴェンチュラへ移動
Media 27 見学の翌日は、我が母校の新しいキャンパスを見学。
諸々の理由により、サンタバーバラにあった3つのキャンパスは全てなくなり、新しく広大な敷地を得てお隣の町ヴェンチュラへ移動してました。
思い出の場所ではないけれど…
キラキラと目を輝かせて、夢いっぱい情熱いっぱいで勉強していた頃の自分を取り戻すには、やっぱり最適の地です…
「当時の自分には負けていない!」と、ずっと思っていた…
最近は、やっぱりちょっと「キラキラ感」が少なくなっていたかも?と、反省も少々…
自分に素直に向き合える場所、それはこの母校やサンタバーバラの町…
私にとってこの場所、この学校は、やはり「故郷」なんだな…
旅程の都合で2泊しかできなかった「里帰り」…
でも、ずっと走り続けてきて、「燃料切れ」寸前だった自分にとって、
自身の今を素直に見つめ、新しい自分を創造するエネルギーをもらうことが出来た!と感じられた旅。
この夏の「時間旅行」のおかげで、これからの自分に期待できる…
そう思えるようになりました…とさ!
(posted by YN)