【 三十三間堂 通し矢 】
2016/02/29
今日は「通し矢」というイベントについて、ご紹介致します。
毎年1月、全国の新成人式の方を対象に、京都 三十三間堂にて、晴れ着姿で弓道の腕を競う、そんな華やかなイベントです。
来年2016年(平成28年)は、1月17日(日)の開催だそうです。
今月には全国の弓道部にご案内が届く様で、先着2000名になると、締め切られるそうなので、ご参加ご希望の方は、早めにご準備下さいね。
「通し矢」というのは、三十三間堂の裏手で、南側に的を置き、120メートルも離れた北から矢を放ち当てるもので、江戸時代の通し矢では、一昼夜のうちに何本的に当てられるかを競ったと伝えられています。
慶長11年(1606)に開かれた大会では、尾張清洲藩松平家中の浅岡重政が51筋射を通し、家康から「天下一」の称号を許可されました。
その後、御三家の尾張藩・紀伊藩では互いにどちらの藩に、より優れた弓の使い手がいるのかを競うようになり、通し矢の記録は次々に更新されていきました。
貞享3年(1688)には紀伊藩の和佐大八郎が8132本射通して、現在でもこれが最高記録となっています(射た矢の数は13,053本)。
120メートルも離れたところから命中率約62%で当たるとなると、相当の集中力と体力がないと出来ない技です。
毎年、新成人らが弓道の上達を誓う新春恒例の通し矢ですが、当店でも毎年、早朝から、その晴れ姿を撮影する為に、出張撮影所を設営しております。
今年もたくさん撮影させていただきましたが、その中から何名か、ご紹介させて頂きます。
カラフルなお着物で、弓を持っての晴れ姿は、凜としていて、皆様とっても素敵です。
通常の卒業袴などとは、袴紐の結び方が違いますが、髪飾りや小物でかっこ可愛いスタイルにされてます。
当日参加出来なかった方や、当日はお写真を撮り損ねた方も、後日スタジオでの後撮りも可能ですので、一生に一度の晴れ姿を、是非お写真に残されて下さいね。
全国弓道部のみなさま
当店では、【通し矢】当日以外のお日にちでも、袴姿の撮影を致しております。
スタジオの撮影では、お一人写しはもちろん、ご家族様、部員全員でのグループでのショットも、スタジオならではのライティングで撮影出来ます。
部員揃っての袴姿での撮影は、なかなか機会もないと思いますので、とってもオススメです。
ご自身の弓と矢をお持ちになって、是非みなさまでお越し下さい。