【 京都大学・楽友会館ウェディング 】
2016/09/20
京都・中尾写真場は吉田神社の大鳥居前に位置してますが、
同時に…天下の(!)京都大学の正門前でもあります。
多くのノーベル賞受賞者を輩出すると同時に、昨年は初めてのプロ野球選手誕生という快挙も!
虎党の写真屋としては複雑な心境(なんで指名せえへんねん!)ながら、田中投手には是非活躍してもらいたいものです…
大正14年建造の楽友会館、その佇まいは当時のままに…
京都大学創立25周年を記念して建てられた楽友会館。
鉄筋コンクリート2階建て、瓦葺でスパニッシュ・ミッション様式を基調としたその佇まいは当時の趣のままです。
1998年には国の登録有形文化財指定されています。
京都・中尾写真場の先代によれば、昭和30年代~40年代の初め頃には、京都大学関係者の結婚披露宴が頻繁に行われていたようですね。
現在は主に学術交流の場として使用されていますが…昨年11月、本当に久々に、結婚披露宴が行われました。
京都大学の研究員をされていらっしゃる新郎様と新婦様のたってのお願いということで…しかしながら、現在の会館職員の皆様にとっても、記録こそあるものの、ほとんど初めてに近いこと…僭越ながら写真屋も、会場レイアウトや進行にまで口をはさみながら、内心「うまくいくかなぁ…」とドキドキしながら当日を迎えることになりました。
集合写真はエントランス前で、晴れることを祈りつつ…
約70名様のご出席予定。
「全員の集合写真はどうしても撮りたい!」という新婦様のご希望でしたが…会館内スペースでは50名様がMAX。
...ということで、「超晴れ女です!」という新婦様のお言葉を信じて、エントランス前での屋外設営を計画。
しかしながら…当日は無情にも朝から細~い雨が…「降ってるやん!」
でも、ただの「晴れ女」じゃなくて、自信満々に「超」を付けた新婦様。
午前中の挙式前にはほぼ止んで…お見事!集合写真撮影時にはベストの曇天!
その喜びを、みんなで体現してもらいました!(笑)
挙式は京都御所西 護王神社様で…
京都・中尾写真場は吉田神社様専属なのですが…もちろん、お客様からご要望があればどちらへでも参ります。
出張撮影はいつも楽しいですねぇ…
その時々の季節感・空気感をどんな風に写し込もうかと考えたり、きれいな光を探したり...写真屋としてやるべき事は多いのですが、いつもやりがいを感じます。
地面が濡れているでしょ?
新婦様のご到着で、雨が止んだところなんですヨ!
挙式中に執り行われる「朝日舞」が醸し出す、厳粛で雅やかな雰囲気
京都御所西の護王神社様は、平安京の建都に貢献された和気清麻呂公(わけのきよまろこう)をお祀りされている、歴史と由緒ある神社様です。
写真屋として色々な神社様での挙式に同行させていただいておりますが、挙式中に「舞」が入るのは珍しいのではないでしょうか?
本殿の前でゆったりとした身のこなしの舞は、雅な平安文化の香りに触れることができます。
挙式前の緊張感…様々な想いが駆け巡る一時
打ち合わせの時には、とても明るくお話をされる新婦様でしたが、挙式前にはさすがに緊張もされていたんでしょうね、色んな想いがまぶたの裏を駆け巡る、そんな一時も、良い思い出。
「雨よ、止め~」とお祈りされていた訳ではない!ということは、写真屋も十分わかっていました…(笑)
この時のお気持ちを大切に、幸せな家庭を築いていっていただきたいものです…
「おめでた!」の時には、また写真屋にも声をかけて下さいね!
(posted by YN)